まだ迷子ってます。

・・・大体が、本来のアタシというものは理屈云々を論じながら、計画性を持って設計図どおりに行動するタイプの人間ではない。


──── なかったはず。


そのときの感情、感覚、感性の全てをもって、魂の揺さぶられるままに全力で突っ走るのが得意であり、持ち味でもあったと思う。


コケてなんぼ。失敗しても立ちあがりゃいい。ペース配分なんぞクソ食らえ。
全エネルギーで突っ走らなきゃ、本当に見たい風景なんか見えるはずがねェ。
本気で笑わなきゃ、本気で泣けもしない。


転んで傷だらけになっても、痛みを忘れるぐらい本気になれ。
命を燃やし尽くさなきゃ、人生なんて本当に楽しめない。


知らない世界なら飛び込んでみろ。
食べてみたことがないなら食ってみろ。
好き嫌いをいうのはそれからだ。


何も知らずに過ごすには、人の欲望は深すぎる。





・・・ああ、そうか。
護らなきゃゃいけない責任を負って、守りの態勢に入ってからだ。


どこか空虚を感じるようになったのは。




弱った身体を庇い過ぎて、もう昔のような無茶は出来ぬと諦めを覚えてからだ。


アタシの中に流れるモノに澱を感じ始めたのは。



死など恐れてはいないけれど、おいそれと死ぬわけには行かなくなった時から、アタシの中で何かが濁りはじめた気がする。


その濁りが ──── 諦めや逃げが、自分の書いたモノの影に映し出されそうで辛いんだ。








水も澱めば腐る。
人の魂も止まれば腐っていく。


────── 生き腐れというヤツだ。



時間は待っていてはくれない。

それが解っているから焦るんだ。
























理由がわかってるなら立ち上がれよ、アタシ。


どんな状況でも、命を燃やす方法ならいくらでもあるだろうに。




・・・でもインターバルをください。浄化が必要なんです。orz